Blogふなさきブログ

どうしても愚痴ってしまう 

院長の舩﨑です。

再開したは良いですがブログ。初っ端から結構なネガティブな内容ばかり。
少しはブログネタらしい内容をアップすべきだと思いますが、よくよく考えてみるに保険診療の置かれている状況というのは本当に危機的状況だと思わざるを得ません。
私が歯科医として働き始めた当初より保険診療では良い治療はできないという触れ込み?で自費診療を勧める歯科医もいたようですが、今は保険診療では医院経営はヤバいのではないかとさえ思ってしまいます。

なんとなれば、歯科衛生士などの人材は確実に減って来ています(だって少子化とかでそもそも就労人口が減ってきている)
そんな中、どうしても採用したければ、給与満載、有給満載、診療時間激少(週休沢山、残業無)と謳えばある程度可能かと思われます。
これって診療理念を置いておけば結局はお金の問題になってしまうのです。

今回の保険改定は0.58%のプラス改定なのだそうです。
マジにはぁ?と言いたくなります(←私が捻くれているからではなく、おそらくは矯正歯科医を除くほぼすべての歯科医がそう思っています)
0.58%って銀行の金利並みの数字でしかも中身をよくよく精査しますと、例により頻度の高い処置は据え置きまたは減点。めったに出ないか面倒な施設基準を届け出れば算定できる微点があって、結局は実質マイナスに近いんですよね。

では、どうしますか?といえばこれまた患者さまに関係してきますが、自費診療をお願いするしか生き残る術がなくなってしまうのではないかと思ってしまいます。
もちろん必要があっての自費診療であればよいのですが、スタッフにはノルマを課し、朝礼?終礼の反省会?で点数の話しかしまいようなクリニックばかりになってしまえばどうしますか?と言う話になってきます。
実際にこの手の話は既に珍しいことではなく、当院にもセカンドオピニオンや転院されてお出でになる患者様が少なからずいらっしゃいます。
おそらくは経営的にはよろしいのでは、と思いもしますが私どもは医療従事者です。少なからず信念や使命感に燃えて診療をすべきと考えます。

次第にそんな気概も希薄になっていくのでしょうか?
私は何と戦っているのだと、つい思ってしまいます。