再生医療のCGFの歯科的な適応
院長の舩崎です。
いつも不平・不満的な偏った話しかしませんので、今回は少しだけ真面目な話。
再生医療の一つに自己血を採血して生成したモノをCGF(処理法によってはPRP)というのですが、私ども歯科医はこれをインプラントに適応することがあります。
インプラント目的の場合は主に骨の誘導を促す時に用いるのですが、これは生物学的にも理にかなっており、意義のある、つまりエビデンスのある治療法になっております。
生成したCGFを骨を誘導したい箇所に填塞しますと、まずここに骨を作る骨芽細胞が浸潤して、やがては骨を形成していきます。決してCGFそのものが骨になるのではありません。
骨を作る骨芽細胞が少しでも浸潤しやすい環境を構成するので、足場の役割をするのです。
それに対し、美容外科領域でアンチアイジングの方法としてこのCGFもしくはPRPという方法を用いるのが紹介されています。
能書きはもっともらしいことを書いてありますが、個人的には明確な効果があるのかは疑問です。
そもそも歯科領域で骨を作りたい場合に血液やその生成物を作ることは以前から行われており、それなりに根拠のある治療法でした。それに対し美容外科がアンチエイジングで用いるのはさしたる効果があるのか不明ばかりか(効果がある場合もあるのでしょう)、これにまつわるクレームが多々生じて、結局は再生医療として厚生労働省が管理することになりました。
これの届けをするのに業者に依頼したりで余計な出費を要せられます。歯科では普通にやっていたことが、他科のせいでとばっちりを受けたようなモノです。
しかも歯科の他院がいくらに設定しているのかは不明ですが、美容外科では¥20マンなどと、材料費は元々患者様の体からいただく血液でタダであるもので、ようまぁそんな費用が設定できるモノだと感心します。
ほんと医療をやっているのか商売をやっているのか。。。
いつも不平・不満的な偏った話しかしませんので、今回は少しだけ真面目な話。
再生医療の一つに自己血を採血して生成したモノをCGF(処理法によってはPRP)というのですが、私ども歯科医はこれをインプラントに適応することがあります。
インプラント目的の場合は主に骨の誘導を促す時に用いるのですが、これは生物学的にも理にかなっており、意義のある、つまりエビデンスのある治療法になっております。
生成したCGFを骨を誘導したい箇所に填塞しますと、まずここに骨を作る骨芽細胞が浸潤して、やがては骨を形成していきます。決してCGFそのものが骨になるのではありません。
骨を作る骨芽細胞が少しでも浸潤しやすい環境を構成するので、足場の役割をするのです。
それに対し、美容外科領域でアンチアイジングの方法としてこのCGFもしくはPRPという方法を用いるのが紹介されています。
能書きはもっともらしいことを書いてありますが、個人的には明確な効果があるのかは疑問です。
そもそも歯科領域で骨を作りたい場合に血液やその生成物を作ることは以前から行われており、それなりに根拠のある治療法でした。それに対し美容外科がアンチエイジングで用いるのはさしたる効果があるのか不明ばかりか(効果がある場合もあるのでしょう)、これにまつわるクレームが多々生じて、結局は再生医療として厚生労働省が管理することになりました。
これの届けをするのに業者に依頼したりで余計な出費を要せられます。歯科では普通にやっていたことが、他科のせいでとばっちりを受けたようなモノです。
しかも歯科の他院がいくらに設定しているのかは不明ですが、美容外科では¥20マンなどと、材料費は元々患者様の体からいただく血液でタダであるもので、ようまぁそんな費用が設定できるモノだと感心します。
ほんと医療をやっているのか商売をやっているのか。。。