PCRの歯科への応用
院長の舩﨑です。
歯科と関係ない話ではフナサキの歯科医師としての姿勢が疑われかねませんので、今回のブログは歯科の話でしかも全国でもまだ取り組みが少ないであろう話になります。
皆さんはPCRという言葉を聞いたことがあるかと思います。
そうです。covid19のときに感染しているか、すなわち陽性であるかどうかを調べるときに使う検査法の一つです。
ウィルス(ないしは細菌)の遺伝子情報を複製して検出する方法で、検体が極微量のときに有用な方法です。
コロナ(←簡便に)が流行しているときは公費で検査ができましたので多数の検査機関が検査をしまくっていたのですが、どうにかこの新種?のウイルスにもすっかり未知のものに対する恐怖が薄らいだ昨今、検査自体も有償になり検査を受ける人の数も少なくなってしまいました。
それで他の方面、と言ってもPCR自体は元々コロナウイルスのために開発された検査法ではありませんので、歯科への応用と言うことで当院が話をいただきました。
歯科へのPCRの応用は歯周病菌の検出でありまして、詳細は割愛しますが歯周病の原因菌を特定とその量を測定します。
歯周病菌は菌単体とあるいは複合して歯周組織を侵襲するものがありますので、これらの菌がどのくらい検出されるかで歯周病の重症度を表す指標を提示することができるようになります。
検査方法は極めて簡単で、コロナ感染の疑いのPCR検査のときに鼻腔粘膜からの採取で痛い思いをされて嫌厭される方にも朗報で、生理食塩水!0ccで含漱して、そのゆすぎ液を検体として用います。
これをラボに提出し結果が送られてくるのを待った上で、その検査結果を患者様にご説明するという流れになります。
その結果次第で除菌を行いますが、イメージとしては胃のピロリ菌を除菌するようなもので、いく種類かの抗生剤等を服用していただいて除菌を行います。
除菌の程度を調べますのでPCRの再測定を行い、除菌がなされていれば後はメインテナンスを従来通りに行っていきます。
この検査は保険適応ではありませんので、検査や除菌の薬剤は自費となります。
当院では歯周病というよりインプラント周囲炎に適応しておりますが、なにせこういう手法の先駆けでまだ明確な手法が確立されてはいませんので、いまはまだ除菌の薬剤も含めて手探り状態ではありますが、徐々に効果を発揮しているのではないかと思っております。
ただし薬を服用するだけで一切が解決するものではありませんので、日頃の歯の手入れが重要不可欠であることは言うまでもありませんが、従来からしますと画期的な手法でありますので、興味のあり方はお気軽にお問い合わせ下さい。
歯科と関係ない話ではフナサキの歯科医師としての姿勢が疑われかねませんので、今回のブログは歯科の話でしかも全国でもまだ取り組みが少ないであろう話になります。
皆さんはPCRという言葉を聞いたことがあるかと思います。
そうです。covid19のときに感染しているか、すなわち陽性であるかどうかを調べるときに使う検査法の一つです。
ウィルス(ないしは細菌)の遺伝子情報を複製して検出する方法で、検体が極微量のときに有用な方法です。
コロナ(←簡便に)が流行しているときは公費で検査ができましたので多数の検査機関が検査をしまくっていたのですが、どうにかこの新種?のウイルスにもすっかり未知のものに対する恐怖が薄らいだ昨今、検査自体も有償になり検査を受ける人の数も少なくなってしまいました。
それで他の方面、と言ってもPCR自体は元々コロナウイルスのために開発された検査法ではありませんので、歯科への応用と言うことで当院が話をいただきました。
歯科へのPCRの応用は歯周病菌の検出でありまして、詳細は割愛しますが歯周病の原因菌を特定とその量を測定します。
歯周病菌は菌単体とあるいは複合して歯周組織を侵襲するものがありますので、これらの菌がどのくらい検出されるかで歯周病の重症度を表す指標を提示することができるようになります。
検査方法は極めて簡単で、コロナ感染の疑いのPCR検査のときに鼻腔粘膜からの採取で痛い思いをされて嫌厭される方にも朗報で、生理食塩水!0ccで含漱して、そのゆすぎ液を検体として用います。
これをラボに提出し結果が送られてくるのを待った上で、その検査結果を患者様にご説明するという流れになります。
その結果次第で除菌を行いますが、イメージとしては胃のピロリ菌を除菌するようなもので、いく種類かの抗生剤等を服用していただいて除菌を行います。
除菌の程度を調べますのでPCRの再測定を行い、除菌がなされていれば後はメインテナンスを従来通りに行っていきます。
この検査は保険適応ではありませんので、検査や除菌の薬剤は自費となります。
当院では歯周病というよりインプラント周囲炎に適応しておりますが、なにせこういう手法の先駆けでまだ明確な手法が確立されてはいませんので、いまはまだ除菌の薬剤も含めて手探り状態ではありますが、徐々に効果を発揮しているのではないかと思っております。
ただし薬を服用するだけで一切が解決するものではありませんので、日頃の歯の手入れが重要不可欠であることは言うまでもありませんが、従来からしますと画期的な手法でありますので、興味のあり方はお気軽にお問い合わせ下さい。